
光文書
(ヒカリモンジョ)
Vol.478
西洋の終焉
精神学協会 積哲夫 2016年1月21日
近代文明というものは、エネルギー源としての石油なしに成立しないものでした。
その石油が、暴落しています。
石油や天然ガスで生きてきた多くの国家が、これから、試練にさらされるはずです。
その一方で、かつて、植民地からの収奪によって繁栄したヨーロッパが、移民によって、文化的な危機にさらされています。
そうしたなかで、シェールオイル及びガスによって、再び産油国となったアメリカ合衆国が、経済的な強さを復活させているように見えますが、その国土では、健全なアメリカ精神を持つ国民の貧困化が進んでいます。
アメリカは、未来の地球の縮図として、多民族国家となりましたが、これから、そのマイナス面に直面することになるはずです。
オバマというアフリカ系の大統領の出現によって、アメリカ国内の人種差別は、かえって増大したという指摘があるように、民族や人種の問題を、西洋文明は克服できていません。
これまでの一神教の歩みがくり返されるとすると、この先にあるのは民族浄化という名の戦いになってしまいます。
資本主義の強欲の前には、人間の価値を主張する多くの言葉は、いつも無力でした。
それが、近代というものの宿命なのです。
第二次世界大戦後の世界秩序というものは、資本主義のアメリカと社会主義のソ連邦という2大勢力に分割されたところからスタートしましたが、1990年代までに、旧ソ連のイデオロギー的支配は終わり、アメリカが勝利したように見えました。
ところが、21世紀に入ると、そのアメリカのなかの強欲の勢力が、テロとの戦いに突入し、決して終わらない戦争の時代の扉を開いてしまいました。
アメリカの勝利は、旧ソ連邦との冷戦の勝利で終わりを告げています。
もし、次の勝利があるとすると、もうひとつの大国になろうとしている中華人民共和国が相手になるのでしょうが、その戦いが現実の戦場で行なわれる、ホットウォーになる可能性は高くありません。
その前に、マネーによる戦いが進行し、ドルの勝利か元の勝利かということになるはずです。
この世の不思議なところは、もともとこのマネーの戦いに加わるはずだったユーロが、ドイツの失敗によって退場を余儀なくさせられているところにあります。
精神界の情報によれば、いま、この地球上では、一神教のふたつの勢力の戦い、つまり植民地帝国を築いたキリスト教文明圏とそれによって人為的な国境線を引かれたイスラム教文明圏の、はっきりいって文明の衝突が進行する一方で、東インド会社や中央銀行などをつくり出したユダヤ系マネーのシステムと、そこに学んだ中国共産党の錬金術が、実体経済とは無関係の巨大な数字の負債をつくり出し、危機を現実化しています。
こんな世界をつくったのは、すくなくとも日本文明ではありません。
ここで、私は日本文明という言葉を使いました。
近代文明は、西洋文明だと、いまでも多くの日本人が明治時代の錯覚を受け継いでいますが、この世界には、実は異なる歴史観を持つ、3つの文明が存在しているのです。
そのひとつが、いうまでもなく西洋文明です。この歴史観は、人間であるヘロドトスに由来しています。
もうひとつの文明が、いま中国と呼ばれているエリアの文明で、その歴史観をつくったのは、これも人間である司馬遷に由来しています。
そして、最後の文明は、日本文明で、その歴史観は、中国由来のように見えて、実体は、人間の頭のなかでつくられたものではないという主張を精神界は伝えてきています。
大陸の文化的な継承者は、日本でした。
同じことがこれから起こり、ヨーロッパ発アメリカ経由の精神的文化の高次な継承者に、やがて、日本がなります。
これが、日本に置かれた壮大な仕組みなのです。
そのために、これから古い世界の崩壊が進行していきます。
もはや、ガイコクにモデルがないと知ったときに、日本語脳を持って考え、次の時代をつくる創造力を発揮するよう、私たちは用意されているといってもいいのです。
この自覚によって、戦後70年の目的は達成されることになります。
考えないものは、生きることのできない時代がはじまろうとしています。
2016年1月21日 積哲夫 記
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光文書(ヒカリモンジョ)Vol.477
日本という国名
精神学協会 積哲夫 2016年1月14日
このクニは、遠い昔に、漢字文明のなかで自分たちが呼ばれている名前について、それが差別的なものであることに気がつきます。
そして、日本という文字を自分たちのクニの名とし、これをヤマトと読みました。
明治維新ののち、清の支配下にあった大陸の民族は、日本語の漢字で多くのことを学びますが、たぶん、いちばん驚いたのは、日本という素晴しい国名だったはずです。
この日本よりもいい名前を持ちたくて、彼らは中華という名を使いました。
いま、中国という言葉を使っている日本人の多くは、そのエリアを、かつては支那というのが普通だったことを知りません。
いま中国人と呼ばれている漢民族は、その歴史のなかで被支配民であった自らの歴史も偽って、数千年の歴史という主張をしています。
その王朝の交替の歴史は、同時に、歴史というものをその時々の権力者が自分の正当性を主張するために造り変えるものだ、という文化を生みました。
いま存在する、大陸の国家も、半島のふたつの国家も、実はアメリカ合衆国とコミンテルンの合作としてつくられたものだというのが、現時点でわかっている歴史的事実の結論でしょう。
そのエリアの国々が、いま、アメリカに対立する背後には、かつてソ連邦を守るために活動し続けたコミンテルンという共産主義者のグループがあります。
彼らが、日米開戦に時代を動かしたことは、すでにはっきりしています。
この文脈でみれば、実は第二次大戦は現在も継続中なのです。
ソ連は崩壊しましたが、アメリカもまた敗れつつあるというのが正しいのでしょう。
このクニは1945年の対米戦争の敗戦により、アメリカの属国、または属州として、70年間の平和を与えられましたが、どうやら、その時代は終わろうとしています。
残念ながら、この日本というクニには、その70年間にアメリカ文明の闇ともいうべき、マネー崇拝者が増大したと同時に、反米の立場の人間の多くが、共産主義という美しい日本語に翻訳された唯物論のイデオロギーに洗脳されてしまいました。
親米派というのが拝金主義者で、反米派というのが共産主義または社会主義にシンパシーを持つ無神論者というわけです。
アメリカは、もともとヨーロッパで迫害されていたプロテスタントの移住者たちが、そこに住んでいたネイティブアメリカンの民族を殺しつつ居住エリアを拡大したクニでした。
それでも、ある時までは、アメリカは神の国だったというのが精神界のデータです。
その神の国が魔の国になったのは、21世紀のはじめの、9.11という事件によってでした。
これによって、アメリカには、彼らが目標としたキリスト教的な神のクニをつくるという大義が失われました。
マネーがすべてのクニとなり、中産階級は消滅し、富裕層が、国富のすべてを所有する建国の精神に反する姿を世界にさらすようになっているといってもいいのでしょう。
そこで、日本という国名を持つ、このクニの民のなかに、アメリカの押しつけた憲法や戦後民主主義というものに疑問が生まれつつあります。
このまま行くと、このクニは、いまのアメリカのように富める者と貧しい者に分けられるのではないか。
現実はその方向に動いています。
しかし、精神界は、これもまたプログラムだと伝えてきています。
今回は、その答えというか、なぜ、日本という名を与えられたこのクニが、アメリカの文化を受容し、国民の多くが拝金主義者となるための70年を過ごしてきたのかを、私なりの言葉で解説します。
現行のアメリカ文明は、神に見捨てられ、私がいうところの死んだら終わり文明となっています。
その価値観を信じた人間のたましいは、宗教の伝えてきたところの救済とは無縁になります。
このクニでも、この区別が、はっきりしてきます。
地球におけるマネーの勝利を防ぐ唯一のシステムが、実は日本という国柄に隠されていると考えてください。
私たちは、戦後70年間、悪魔とキリスト教で伝えられてきたものの支配下に置かれたということなのです。
聖書の予言が、現実化したともいえます。
耐え忍んだものはさいわいなのだということが、実感できる時代がはじまる場所に、天は、日の本という名を用意した、これが私の知るこのクニの仕組みです。
2016年1月14日 積哲夫 記

光文書(ヒカリモンジョ)
Vol.476
戦争の家
精神学協会 積哲夫 2016年1月7日
明治維新(ここでは1868年の明治元年とします)から、1945年の対米敗戦までの77年間に、このクニは戦争に明け暮れた歴史を刻みました。
はじめは、西南戦争に代表される国内での戦いで、近代の戦争のノウハウを蓄積し、日清、日露と勝利を重ね、日英同盟のもとに参戦した第一次大戦では、アメリカと共に世界の大国の地位を得たのです。
その後、日中戦争のどろ沼で国力を消耗させられ、アメリカ国民を戦場に送らないと約束して大統領になった、フランクリンD.ルーズベルトの開戦への誘導に乗って、1941年12月8日のパールハーバー攻撃に到ります。
それから、3年8ヶ月でポツダム宣言を受諾し、1945年8月15日の昭和天皇の放送によって、大日本帝国は戦争を停止しました。
戦後のGHQの占領下において、あたかも明治憲法下の大日本帝国が無条件降伏をしたような宣伝工作がくり返され、日本国内では、その後のメディアも教育界も、無条件降伏をしたというGHQの宣伝をそのまま受け継いで70年が過ぎたのです。
この70年間、このクニは、アメリカの属州、または、属国としての平和を享受してきましたが、その間に用意されたのは、現行の世界を支配する仕組みの導入と、それにつき従う新しい支配層の形成だったといえます。
敗戦後に、このクニの実行支配する勢力となったのは、生き残って、アメリカを新しい主人とした官僚グループであり、彼らと手を結んだ経済界でした。
一方で、併合されていた朝鮮半島のグループは、グレーゾーンの経済利権の多くを手にしたのです。
それらすべては、GHQの旧大日本帝国解体プログラムの一部に過ぎません。
この仕組みのなかでは、共産主義のシンパとされる勢力も大きな役割を与えられ、とくに、教育界が彼らの価値観に委ねられたことの重大さが、2015年に、はっきりと見えてきました。
世界を支配する人間グループというものは、どうやら、いまのアメリカもかつてのソ連邦もコントロール下に置いていたらしいとわかった時に、かつての大日本帝国は、彼らの敵として認識されていたことがわかるのです。
いま、半島の国家や大陸の国家が、近代の戦争史において、最も軍律が厳しかった大日本帝国の陸海軍を貶める宣伝活動をくり返す背後には、そうした歴史の流れがあります。
これらの仕組みを、日本人の多くが理解しはじめたのが、2015年だとすると、この2016年には、この前提に対応した時代の扉が開くことになります。
私は、この世の流れが、ある大きなベクトルによって規定されており、そのルーツが、精神界のプログラムにあるという情報の伝達者として、いまこの時代に参加しています。
私の知るところでは、この世は間違いなく次のステージに、2016年に移行します。
その先にあるのは、聖書の世界でいうなら、ハルマゲドンの現実化かもしれませんが、どちらにしても、一神教とその子である資本主義、または、共産主義といったイデオロギーも含めた、いまある社会の最終ステージです。
残念ながら、2015年12月28日の日韓の合意の背後にあるアメリカの意志と、サウジアラビアやイランの対立、EUにおける移民問題や、中国経済の失速と、北朝鮮による水爆実験などは、そうした時の流れの反映としかいいようがありません。
1945年から今日まで、このクニは70年間の平和のなかにいましたが、その経験から、次の時代の平和を自らの手でつくり出せるかがこれから問われることになります。
アメリカのくびきがなくなった時に、このクニが、予定された役割をはたすためには、西欧の近代を超克する日本発の知の発動がなされなければなりません。
おりしも、映画のスターウォーズの最新作が公開されていますが、その作品は、日本映画の伝統なしには生まれようがなかったことに、気がつくと、世界に対する日本の役割の一部が見えてくるはずです。
危機に向かう世界のなかで、多くの日本人のたましいの覚醒がはじまるのが、この2016年なのです。
2016年1月7日 積哲夫 記

光文書(ヒカリモンジョ)Vol.475
戸開けの年
精神学協会 積哲夫 2016年1月1日
2016年は、日本にとって、新しい旅立ちの年になります。
それは、日本列島全体の覚醒につながるはずです。
いままで、このクニは、国祖たるクニトコタチのご神体として、地球全体の問題を内在化させるために、歴史上はじめて、他国の支配と属国化という体験をさせられてきましたが、その学びの期間がこれで終了します。
明治維新から、今日に到るまでの、このクニの針路を規定してきたペリーの黒船の呪縛から、解放され、次の時代の扉を開くタイミングが訪れようとしているといってもいいのでしょう。
明治の日本が、モデルとしたヨーロッパの先進国は、現実には1914年にはじまった第一次世界大戦によって崩壊し、ソ連邦をつくり出した共産主義のイデオロギーの世界支配が、このクニの国体というものを否定するものとして立ち現れたのです。
日清、日露の戦争時には発動した、このクニを守る精神界が、日米戦争時には沈黙を守った秘密が、そこにあります。
戦後70年の2015年に、大日本帝国に勝利したアメリカがつくり出した日本無力化プログラムの結果としてつくり出した日本軍国主義悪者論は、このクニの一般レベルの民の意識下において、その洗脳効果を失いつつあります。
残念ながら、共産主義という美しい日本語を信仰する人間が想定する憲法や平和のイメージと、共産党の支配する大国の現実は、大きく異なっていますが、これから、この現実を直視するために、日本語脳の頭で考える思想の体系が生まれるはずです。
いまのアメリカを支配する資本主義というものと、それを説明しようとする経済学というものは、私にいわせれば決して科学的なものではありません。
それは、現実の動きを、後から説明するために生まれた学と称するものであり、経済学が未来を予知できないのは、そこに真の法則性を見い出していないからにほかなりません。
その世界経済は、エネルギー価格の下落と、リーマンショック後はじめてのアメリカのFRBの利上げの方向性によって、これから崩壊過程に入っていくことになります。
中国がIMFの特別引き出し権SDRを持つことによって、世界経済への存在感を高めることは、その崩壊を早める方向で作用するはずです。
これまで、マネーを持つものは、世界を支配するものだったと考えられてきましたが、2016年から先の時代に、そのマネーを神のごとく扱う人間の文明の崩壊を私たちは見るはずなのです。
もちろん、このクニもその影響を受けるでしょう。
しかし、その崩壊から最も早く立ち直るのが、日本だというのが、私の知る天のプログラムなのです。
日本列島にアメリカの精神文化を受け入れ、アメリカを現実に支配しているマネーを信仰する者たちのエネルギーレベルを、このクニに標準化してしまうような戦後69年の歩みは、その汚染に、普通の日本人のたましいが耐えられるかどうかの試しだったのです。
たぶん、その汚染は、あらゆる社会階層に及んでいますが、日本というシステムを破壊するだけの力を持つには到りませんでした。
それは、私にいわせれば、戦勝国アメリカの敗北を意味します。
これからのアメリカという移民国家は、コリアとチャイナという移民文化に異質な民族によって、精神的な統合を失っていくことになるはずです。それが、私が知る天のプログラムです。
神なきクニには、マネーによる支配か、人の力、つまり暴力による支配しか残されてはいないのです。
このクニの戸が開くと、そうしたこの人間の世の実相が見えてくるはずです。
この2016年が、みなさまにとって、実りあるものになることを祈りつつ…。
あけまして、おめでとうございます。
2016年1月1日 積哲夫 記

光文書(ヒカリモンジョ)Vol.474
十字架
精神学協会 積哲夫 2015年12月24日
かつて、大日本帝国と名乗ったこのクニが、歴史上はじめて占領軍を受け入れ、東京裁判というものが開かれました。
その法廷で裁かれ、死刑を言い渡されたA級戦犯を、GHQは1948年の12月23日に、巣鴨プリズンにおいて刑の執行をしました。
それは、当時、皇太子であられた今上陛下の誕生日にあたります。
この行為の背後には、戦勝国となったアメリカというクニの支配層が、敗戦国であるこのクニに対して、遠い未来においても影響力を残すという明確な意志決定をしていたことがあったのでしょう。
この今上陛下が背負われた十字架が、実はいま生きているすべての日本人にとっても、共に背負うべき十字架であるということに、そろそろ気づくべき時がきています。
すくなくとも、戦後69年の間、このクニは、アメリカまたはGHQが構築したイメージ通りの反応をする属国として生きてきたのです。
その生き方のなかでも、このクニの民のレベルの高さによって、多くの産業分野で、アメリカをキャッチアップして、追い抜いてしまったのですが、そこで、このクニをもういちど無力化する戦略が発動されてしまいました。
ある時まで、アメリカは日本よりも中国の台頭を歓迎したといってもいいのでしょう。
しかし、その選択によって、アメリカは、ユーラシア大陸とダイレクトに直面する時代を迎えてしまいました。
このクニに勝利した後に戦争をくり返してきたアメリカは、勝てない戦いをくり返しています。
それは、戦いのルールを守った大日本帝国には勝利できたという、ことに過ぎません。
このクニのルールを守る国民性の故に、戦後のアメリカの押しつけた仕組みが機能してきたのでした。
その仕組みのなかで、アメリカと共に生きるという選択と、反アメリカの立場を示しつつも、許される範囲内の反対という選択しか、一般の国民には選びようのないシステムが完成してしまいました。
かつて、自由民主党と社会党という政党は、実質的な経済を握る右側の党と、その反対者でありながら、教育の分野を握ることのできた左側の党という棲みわけのなかで、実はGHQのつくった価値観のなかに組み込まれていたのです。
1980年代後半に、ソ連邦が崩壊すると、このクニがアメリカの敵視の対象として、再び浮上しました。
その結果が、今日まで続くほとんど成長することを忘れた経済であり、ますますアメリカ寄りになる政治だったのですが、ここへ来て、そのアメリカのすべての戦略が、機能しなくなりつつあります。
中国は、日中友好という言葉をうまく使い、日本経済を自分たちの成長のカタパルトとして機能させ、アメリカに次ぐGDPの規模を達成し、強国を自負しつつあります。
この日本の20世紀後半の成長エンジンだったエレクトロニクス分野は、すでに半島の国家や大陸の国家の企業群にその市場を奪われてしまいました。
その先にあるのは、かつての大英帝国がたどった老大国への道のようにも思えますが、実は、このクニの前に、アメリカという20世紀後半の世界を支配したクニが、モノづくりのノウハウを失い未来を暗くしているのです。
私は、これを英語文明の終わりと考えています。
英語でモノを考える人間の脳のなかに降ろされる次の時代のデータが、もはやなくなりつつあるというのが、精神界が伝えてきている、この地球のプログラムなのです。
日本人の、あるいは日本語で考える、日本語脳を持つ人間の可能性が、これから開花します。
それが、このクニのほんとうのイワト開きなのです。
実は、ちのイワトがひらけば、地上で生きる人間の頭のイワトが開くはずなのです。
この2015年のクリスマス、天は、このクニに、そんなプレゼントを贈るはずです。
次の日の本をつくるために…。
2015年12月24日 積哲夫 記

光文書(ヒカリモンジョ)Vol.473
戦後の終りとマネーの終り
精神学協会 積哲夫 2015年12月17日
2015年の12月というのは、もしかすると、戦後の終りとマネーの終りという言葉が日本人の精神的な共通の意識の場に、あらたに刷り込まれるタイミングになるのかもしれません。
私は、ほぼこの一年、明治の日本が、朝鮮半島と清という大国、それに続いてロシアという大国と向き合わされたことを、壱岐と対馬、それに北九州のいくつもの神社で、追体験させられました。
第二次大戦のときには沈黙を守ったこのクニの神界が、その時代には動いたということの意味が、これからあきらかにされるはずですが、このクニが本質的に動く時には、どうやら、宗像三神と住吉三神という三本の柱の関与があるらしいということは理解できました。
このクニの姿は、二本の柱として象徴されますが、どうやら、危機の時には、三柱の神々の動員があるようなのです。
そういう視点で宇佐八幡をみれば、そこにも八幡大神として応神天皇、比売大神として宗像三女神、そして、神功皇后という三柱がまつられています。それらの神格が、次の時代のためにこの2015年中には用意を終えられようとしています。
これが示しているのは、これからこのクニが突入するのは明治維新のときより、もっと大きな大変動の時代だということです。
私が知る限り、21世紀以前には、ほとんどその存在を感じとれなかった古き神々も、覚醒したといってもいいのでしょう。
それは、あの1945年の敗戦に到ったこのクニの危機よりも、もっと大きな危機が、これからこのクニを襲うことを示しています。 いまある世界は、一神教が生み出したものであると同時に、その唯一の神よりも影響力を持つマネーによって秩序づけられています。
そのマネーに支配されることに、本質的な抵抗力を持つ唯一の文明は、実は日本に存在しています。
その他の世界には、もはや存在していないといってもよいのです。
ヨーロッパではある時期まで、バチカンが、それに抵抗していましたが、いまではその支配グループの一員のようにしか見えません。
イスラム圏では、いまも利息を禁止していますが、オイルマネーに依存するその体質によって、いまの秩序からの脱出は困難です。
かつて、神の息吹きを感じていたはずのアメリカは、いつの間にかマネーの信奉者に国家の支配権を委ねてしまいました。
共産党の支配する中国は、共産主義の理念とはかけ離れた共産党王朝の支配するところとなり、もともと神なきクニの民が唯一、崇めるのがマネーという姿が生まれています。
こうした世界のなかで、あのリーマンショック以来続けてきたアメリカの金融機関救済のための政策に変化が生じようとしています。
FOMCによる利上げの決定により、世界のマネーの流れに大きな変動が生じると予測されていますが、それは、新興国や資源国にとって、大きな痛みを伴なうものとなると考えられています。
このクニが直面してきた半島と大陸の国家からの経済的な圧力は、この流れのなかで、軽減されるでしょうが、これまで積み上げてきたこのクニを弱体化する自身の動きの結果としての負の遺産に、これから向き合わなければなりません。
この先にあるのは、弱体化したアメリカと、高度経済成長の成果を国内に残せなかった中国という、世界のマネーを不安定化する要因に対して、誰も解決策を見い出せない時代です。
このクニの置かれていた、精神界のデータが示す、立て替え、立て直しというのは、こうした世界が出口を失ったときにこそ発動するもののようなのです。
その準備が整ったのが、この12月です。
天の用意が整ったということは、これから地の側の変動がそれに対応してはじまります。
マネーが人間をどんな世界に導いたのかを、日本人なら理解する日がくるはずです。
2015年12月17日 積哲夫 記

光文書(ヒカリモンジョ)
Vol. 472
アメリカの運命
精神学協会 積哲夫 2015年12月11日
この2015年に、戦後70年はないとする精神界の伝達があり、日本全体の潜在意識において、GHQの洗脳が解けつつあることがはっきりしてきました。
これに、いちばん遅れているのが、戦後利益を得てきた人間グループで、その中核にいるのが、マスメディアの人間の頭の中なのかもしれません。
このクニはアメリカに征服され、一神教の悪魔的価値観に委ねられましたが、そのまま、アメリカの属国として支配を受け入れているようにみえるのも、実は、最後の一厘のプログラムらしいということを今回はお伝えしておきます。
アメリカの黒船がやってきて、このクニのすべての人間の好奇心の扉を開いたのは事実でしょう。
そして、蒸気機関で動くシステムを見た日本人は、次にペリーが来訪した時には、その蒸気機関を研究、開発し国産化していたといわれています。
白人の世界支配、植民地支配の流れのなかで、このような技術開発ができたのは、唯一、日本という国だけなのです。
その日本に救いを求めたハワイ王国のために、明治のまだ弱小国であった日本は、東郷平八郎の乗った巡洋艦ともう一隻の軍艦をハワイに派遣したことがあります。
日本はハワイ王国の独立を守ることはできませんでした。
それと同時に、アメリカという国のあるレベルの支配層、指導層のなかに日本を明確な敵とする意識が生まれました。
ペリーの艦隊は、沖縄占領の意図も持っていたということを考えれば、アメリカは一貫して、太平洋の彼方の中国とダイレクトに接する地図をつくろうとしていたことがわかります。
1941年に、このクニがパールハーバーを攻撃した最大の理由は、アメリカがハワイに大海軍の主力を置き、植民地のフィリピンにも大兵力を置いて、当時、戦っていた中国本土の国民党軍を支援し、連携していたからにほかなりません。
1941年12月8日の攻撃において、日本軍が軍事目的以外の地域への爆撃をしていないことを、アメリカ人はもとよりほとんどの日本人も知りません。
リメンバー・パールハーバーという合い言葉ではじめたアメリカ軍の戦い方は、病院船を撃沈し、サイパンなどでは民間人の女子供も殺し、最終的には日本を焦土化する無差別爆撃から、原爆投下という一連の行動にみられるように、インディアンの征服とほぼ同様の行動原理にもとづいていました。
これが現実だったのです。
日本人の運命は、アメリカインディアンの各民族と同じことになると、たぶん、アメリカの支配層は考えたことでしょう。
ところが、そうはなりませんでした。
マッカーサー将軍を天皇の上に置いて、アメリカの支配を受け入れたようにみえたのは、実は黒船の時と同様の異常な好奇心のせいだったと将来の歴史家は判断するかもしれません。
そして、戦後70年、このクニはアメリカを学び終えました。
建国以来、はじめての黒人系の大統領を持ったアメリカは、強欲で戦争好きなこれまでのイメージを、弱気で内向きなものに変えてしまいました。
それは、21世紀のアメリカの姿だと、世界が認識したといってもいいのです。
この先にあるのは、世界の秩序の再編成ということになるのでしょうが、精神界の伝達ではアメリカがかつて日本が歩んだ道を追体験する時代がはじまるのです。
すでに、アメリカには朝鮮半島出身のアメリカ人が多数います。
さらに、中国人のアメリカ移民は現在進行形で増加しています。
この先のアメリカ国内は、各民族のバックボーンが激突するかつての大日本帝国の地域と同様の状態になるといってもいいのでしょう。
神なき国の民である中国人と、神ある国と信じるアメリカの民が、共存して何をつくるのかを、世界は見ることになります。
この2015年から、歴史の流れが変わります。
2015年12月11日 積哲夫 記

光文書(ヒカリモンジョ)Vol.471
典獄と934人のメロス、について
精神学協会 積哲夫 2015年月日
この2015年12月に講談社から出版される坂本敏夫著「典獄と934人のメロス」という作品は、このクニの文学の伝統に、新しい地平を拓くものではないか、と私は考えています。
それは、日本の近代文学において、私小説という日本独自の形式を生み出したのと同様の新しい創作様式が、ここからはじまるという予感があるからです。
人間の頭の中で創造された小説という文学領域を人類史上はじめてつくり出したのは、紫式部という日本女性でした。このように、日本語というものは、たぶん、人間の脳を最も創造的にする特性を持った言語なのです。
その日本語脳の言語空間において、たとえば、能楽というものにみられるような、すでにこの世を去ったものたちとの交流は、ある時期まで普通のことだったというのが、このクニの伝統としてあったということを、再発見させてくれるのがこの作品なのです。
この創作方式は、いまから45年前の11月25日に市ヶ谷の自衛隊において切腹した三島由紀夫が、たぶん、人知によって歴史の闇のなかから再発見したものともいえますが、著者の坂本敏夫という人物の人生は、まさにこの作品を生み出すためにプログラムされたものだったということが、はっきりしています。
坂本敏夫の祖父である森元桃隆は戦前の典獄であり、父である積賢治も戦後の広島拘置所の所長を務めましたが、その祖父も父も、今回の「典獄と934人のメロス」の主人公である椎名通蔵の薫陶を受けたという事実があるというのです。
さらに、森元も積も、そのルーツは薩摩であり、縁は明治維新の人物群につながり、とくに西郷の島妻であった愛加那の一族であることははっきりしています。
東北の寒河江出身の椎名の精神的バックボーンは、あの西郷南洲遺訓であったという運命の糸が、この作品の背景では結ばれていることを考えれば、何故、坂本が少年期を巣鴨プリズンから東京拘置所と名を変えたばかりの土地で育ち、刑務官への道を歩んだのかがわかるはずです。
この作品を生み出すために、これまでの人生は用意されていたということを実感することができたときに人間は変わります。
人間のたましいには、何のために生まれるのかという、人生のプログラムが刻印されているという、私がくり返しお伝えしている仕組みを理解するといってもいいのでしょう。
人間は、神の子として生まれ人の子として、この世での役割をはたすのだ、というたましいの仕組みの背景には、過去、この世で生を受けた人間たちのたましいの輝きを継承していくという個人主義の西欧文明の信奉者には、理解不能な神のプログラムがあるのです。
私は、これまでにもかつてあの世とされ、この世の彼岸にあるとされた霊界が、この21世紀には、人間界のなかに共存していることをお伝えしてきました。
このような、精神的なエネルギーの場においては、過去にはなかった、精神界の存在とのコンタクトがごく普通に生じることになります。
普通の人間の精神活動のフィールドが、大きく変化しているともいえるのです。もしかすると、三島由紀夫という天才は、どこかで、やがてくるその日を感知していたのかもしれません。
三島はどこかで、自分が源氏物語の作者のような、文学史上における新しい創造性の開拓者としての役割を自分に課し、それを実現するために、生き急いだのではないかと私は考えています。
それらのことは、やがて、あきらかにされるでしょうが、その文学的価値は、これから高まりこそすれ、忘れられることはないでしょう。
文学は、人間の創造力に直結するものだということを知り、これからの日本をつくるために、美しい日本語を使う人間を増やすことが、これからのこのクニのテーマになるはずです。
2015年12月3日 積哲夫 記
この光文書に合わせて通信が届いているようですので、掲出しておきます。
—————————————————
2015.12.2(水)16:10 ~
三島の遺志を 継ぐものが
複数 用意された この地に
「世界とは何か」を 知るものたちが
いる
三島と川端(受信者注:川端康成)が
つむいだ言葉が
本来の 日本人が
世界へと 発信するために
用意された 言葉だったと いうことを
知る人間が
どれだけ いるだろうか
命を懸けて 自らの作品と 向き合った
ふたりの作家が いることが
知性の失われている このクニで
新しい 価値を
認められて
本来 評価されるべき 人間と
作品が
世界の歴史の中に どのように 位置づけられて
いくのかを
知ることができる
知性を 失わずに
その最期まで 生きた人間の
何と 稀有なことか
それを知る 日本の人々は
数少ない
————————————————
やまとなる みちの
をくにみえける ひを
ともしひとして いくる みちの
ありけれ
たどるには あらで
つきのひかり の もとで
つまびく そう の
ね を むすふ が ごとき
もの を
をのれをしらずば
かくことも あらましに


光文書(ヒカリモンジョ)Vol.470
日本再建
精神学協会 積哲夫 2015年11月26日
この2015年の終りから、政治的にも経済的にも、軍事的にも、世界が混迷を深めるなかで、普通の日本人の意識上で、これから、過去の偉大さの再発見が進行していくことになっています。
いまの世界を精神界は、一神教の終りの時代と伝えていますが、同時に神なき民の支配する時代ともいっているのです。
たとえば、新しい世界の秩序をつくろうとするグローバリズムの推進者たちは、キリスト教文化圏の住民ではあっても、無神論者であるか悪魔主義者のどちらかでしょう。
法衣を着ていたからといって、その宗教を信じるものとはいえないのが、過去の歴史が示す、ほんとうの人間の姿です。
不思議なことですが、大英帝国のパブリックスクールの伝統がなければ、共産主義、とくにコミンテルンと呼ばれた勢力の拡大はありませんでした。
当時の支配階級の子弟が、自分たちの階級を否定する勢力にシンパシーを抱いたのは、何故なのかをすこし調べれば、青少年の理想主義と罪の意識をコントロールすることで、人間は簡単に洗脳できることがわかるはずです。
1945年の敗戦に到るこのクニの歴史にも、そうした支配グループのなかの親外国的勢力が、多数存在していました。
ソヴィエトの革命の理想を信じるものや、中国の孫文の活動に共鳴するグループなど、それぞれの立場はあったものの、彼らは結局、敗戦に到る道を整えるために、協力したというのが歴史の示す真実です。
明治維新の最大の失敗は、自分たちが遅れていると、信じたことです。
社会の理想は、欧米からやってくると、何を根拠に信じたのでしょうか。
私は、そこに、外国語を日本語に翻訳した明治人の精神性の高さと、外国をよきものとした善良さを見ますが、この日本人の特質こそ、不幸な歴史を生み出したもと、でもあると考えています。
江戸時代の武士の文化は、嘘やまやかしを嫌いました。
しかし、日本以外の世界は、そうした文化的土壌ではなかったのです。
そのことに、いち早く気づいた福沢諭吉は、東亜の民と離れることを主張しますが、そこに到るまでに、朝鮮のために相当な支援をしたという学びの期間がありました。
ペリーの黒船がやってきて、このクニは開国という選択をしますが、そこで結ばれた外国との不平等条約を改善するために、あらゆる努力を惜しみませんでした。
日清戦争をはじめた時、欧米の識者の多くは日本が勝つとは考えなかったといわれています。
それは、国の富が大きく違っていたからです。
同じことが、日露戦争でも起きました。
それは、明治という時代が、江戸という時代に教育された人材によって、つくられたからなのです。
欧米が進んでいることを前提としてつくられた、明治以降の教育の結果が、あの1945年の敗戦なのだというのが私の考えでもあり、精神界の主張なのです。
江戸時代のクニが主導するのではない、さまざまな教育において、何がそれほどの効用を生み出したのかを、これから検証することが、実は、欧米を追いかけたこれまでの歴史からの解放をもたらします。
約1300年前に、古事記や日本書紀が置かれ、約1000年前に源氏物語を生み出した日本語の精神文化的な領域に、欧米の言語の文化体系までを抱含するために、開国からこれまでの歩みがあったとすれば、私たちは、中国の文化を途方もない時間をかけて完成させたように、欧米の民主主義や人権という文化も、これから確実に完成させていくのです。
このクニは、文明や文化の収蔵庫であると同時に、実はそれらを完成させるラボでもあるということなのです。
日本列島が世界の雛型だという精神界の伝達には、未来をつくる実験場としての意味があることを理解すれば、私たちのこれからのはたらきが、次の時代の姿を規定することになります。
日本を再建しなければ、世界にも未来はないということです。
2015年11月26日 積哲夫 記

光文書(ヒカリモンジョ)Vol.469
カミカゼと一神教
精神学協会 積哲夫 2015年11月19日
この2015年の11月13日の金曜日に起きた、花の都パリでのテロに、欧米のメディアは、カミカゼという言葉を使いました。第二次大戦時の日本の神風特攻隊と呼ばれた攻撃は、すべて軍事目標に対する攻撃であり、一般市民を対象とするテロに、カミカゼという言葉を使うこと自体が欧米メディアの無知を示しています。
これを自然のことのように伝えるこのクニのメディアも、それに一切の抗議もしない政府も、1945年にはじまった一神教の占領政策の洗脳から解放されていないことを内外に示しているのですが、今回はこのクニの一般市民のレベルで、その言葉遣いによる意識操作への気付きが発信されはじめています。
昭和天皇は、真珠湾攻撃の爆撃部隊司令官であった淵田中佐に、直接、攻撃に際して、一般民間施設への誤爆がなかったかどうかについてきびしく問うたことが、証言として残っています。
その当時の世界の軍事専門家の常識として、軍律の厳しさにおいては、大日本帝国陸海軍は、誰もが認める軍隊でした。
その軍隊が、女性を組織的に売春婦にしたり、制圧した都市において組織的な市民の虐殺をしたりということを自ら検証することなく戦後70年を過した責任は、あの戦争をはじめた責任と同時に、これから問われなければなりません。
敗戦後のこれまでの時間的経過は、この日本列島という神話的にいうなら地球の主宰神たるクニトコタチのご神体上に、一神教の悪魔を迎え入れ、その悪魔的な闇のエネルギーに、日本人のたましいを汚染させつくすことを天のプログラムとして課したものだということが、私に伝えられている神謀なのです。
一般の、はっきりいって普通の日本人の意識レベルが、占領国であるアメリカの一般国民レベルに低下して、それでも、なお、神話的な復活ができるように、約1300年前にこのクニに置かれた古事記と日本書紀が、その役割をはたしたことを、この光文書では、くり返しお伝えしてきました。
いよいよ、この天の配剤が、この2015年に、このクニの民の日本語脳の領域で、動きはじめた象徴が、神風特攻隊の兵士だけではなく、ペリリュー島や硫黄島、沖縄で戦った一般市民であった日本兵に対する尊敬の念なのです。
私は、靖国神社というのではなく、このクニの神界が、あらかじめ、あの戦争だけではなく、西南戦争を含めた、一神教由来のフリーメイソンリーの関与によって、戦場に散ったたましいを、ある領域に保存していたことを知っています。
そして、彼らのたましいは、私の活動に伴なって皇軍としてではなく、精神界の名称でいうなら光軍という名ですでに復活をはたしています。
実は、この復活こそ、戦後70年はない、という精神界の宣言の根拠になっています。
また、この2015年に、このクニのほんとうの危機のときに動くことになっている八幡神界が、長い時間を経て、本来予定された姿での神格を完成させたということを私は知っています。
パリのテロの結果、この世界が直面するのは一神教の最終段階なのです。
それが、聖書で予告されているような最終戦争を伴なうものになるかどうかは別にして、これが一神教文明の終わりのはじまりであることは、冷静な思考力を持つ人間なら誰でも理解できるでしょう。
ヨーロッパは、長い植民地支配で得た富や文化の代償をこれから払うことになります。
そのヨーロッパを脱出したキリスト教の原理主義者のグループが、先住民の死に良心の呵責すら感じることなく土地を奪い、つくりあげたアメリカという国家も、同様の支払いをこれからせざるを得なくなります。
それは、支配的なパワーの喪失を意味します。
そこに神なきクニの中国の台頭という現実が重なると、これからのこのクニの危機は、ある意味で明治時代よりも大きなものになることが予測できるはずです。
この時代への対応をするために、精神界を用意しており、その体制は整ったということです。
これから、ほんとうの日本の出番がはじまります。