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作家・保阪正康氏 「戦後70年
語る・問う」② 2014.10.7
https://youtu.be/CLePIU6xkOg
2014/10/08 に公開 1時間52分29
Masayasu Hosaka, writer
作家の保阪正康さんが、日本の戦後70年をどう考えるかについて話した。次の3点を過ちととらえることについては政治信条や思想に関係なく国民の広い理解があるとした。
① 軍事が政治をコントロールした
② 特攻作戦や玉砕などは日本の文化、伝統にないものであった
③ 20世紀の国際ルールを無視した戦争であった
司会 川村晃司 日本記者クラブ企画委員(テレビ朝日)
日本記者クラブのページ
http://www.jnpc.or.jp/activities/news...
~~~~~~~~~~~~~
記者による会見リポート(日本記者クラブ会報11月号に掲載)
教訓を継承する踏み台に 総括されていない「戦後70年」を考える
「戦後70年」の取材をしていると、「時間の壁」に圧倒される。終戦時、20歳だった人が90歳。戦争体験を語れる人はどんどん減っており、生の証言を集めるのは本当に骨が折れる。
さらに難しいのは、あの戦争とそれに続く時代を、冷戦すら知らない若い世代にどう伝えたらいいのかという問題である。ヒントを求めて、保阪正康さんの話に耳を傾けた。
「日露戦争から70年なんて誰も言いませんよね。満州事変から数えれば14年続いたあの戦争から70年たったいまも『戦後』として総括されていないから、『戦後70年』と言うんです。この70年は何だったのか考えないのは、歴史に対して不謹慎」。戦争当時、前線にいた兵士ら延べ4千人を超える人から取材し、数え切れない一次史料を確認、昭和史に真摯に向き合ってきた保阪さんの言葉は重い。
次世代に伝えていくべき「3つの教訓」として挙げた中で、「日本はルール無視の戦争をした」という点が印象に残った。「第1次大戦の反省から定まった捕虜の扱いなどのルールを無視したことは20世紀最大の恥ずかしさです。教訓を継承する踏み台になるのが戦後70年の役割でしょう」
共同通信編集局企画委員 沢井俊光
20141016 UPLAN 保阪正康さんに聴く
「いま、昭和史から学ぶこと」
https://youtu.be/SLhRUEr-0n4
2014/10/16 に公開 1時間29分36
【立憲フォーラム】
保阪正康さんは、昭和史の実証的研究のために4000人近い人々に聞き書き取材を行い、『東條英機と天皇の時代』、『秩父宮』、『あの戦争は何だったのか』、『昭和史の大河を往く』など数多くの著書を発表しています。2004年に菊池寛賞を受賞。「昭和史を語り継ぐ会」を主宰し、独力で『昭和史講座』を刊行し続けています。
この間は、歴史探偵の半藤一利さんとともに今の憲法を少なくとも100年は保たせようと主張されています。
『昭和天皇、敗戦からの戦い』(毎日新聞社)で保阪さんは、「わたしは、昭和天皇は1945年8月15日のポツダム宣言を受諾して、日本の敗戦を受けいれたときに、自らのそれまでの考えを捨てることを決意したと理解している。具体的にどういうことか、といえば、それは『天皇制下の軍事主導体制』の放棄ということである。軍事主導体制による軍国主義は、日本の国策に合わないとの結論をだしたのである」と書いています。
しかし、投げ捨てたはずの軍国主義を復活させようとする動きが急です。安倍政権は閣議決定で集団的自衛権の行使を容認し、戦後の国是ともいうべき専守防衛を投げ捨て、戦争のできる国へとしゃにむに舵を切ろうとしているからです。いまこそ、昭和史を学び直し、歴史の捏造を許さないようにしましょう。
作家・保阪正康氏 「戦後70年 語る・問う」②
/ 保阪正康さんに聴く「いま、昭和史から学ぶこと」
/ 昭和史から何を学ぶか。
/ 保阪正康さんに聴く「いま、昭和史から学ぶこと」
/ 昭和史から何を学ぶか。
語る・問う」② 2014.10.7
https://youtu.be/CLePIU6xkOg
2014/10/08 に公開 1時間52分29
Masayasu Hosaka, writer
作家の保阪正康さんが、日本の戦後70年をどう考えるかについて話した。次の3点を過ちととらえることについては政治信条や思想に関係なく国民の広い理解があるとした。
① 軍事が政治をコントロールした
② 特攻作戦や玉砕などは日本の文化、伝統にないものであった
③ 20世紀の国際ルールを無視した戦争であった
司会 川村晃司 日本記者クラブ企画委員(テレビ朝日)
日本記者クラブのページ
http://www.jnpc.or.jp/activities/news...
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記者による会見リポート(日本記者クラブ会報11月号に掲載)
教訓を継承する踏み台に 総括されていない「戦後70年」を考える
「戦後70年」の取材をしていると、「時間の壁」に圧倒される。終戦時、20歳だった人が90歳。戦争体験を語れる人はどんどん減っており、生の証言を集めるのは本当に骨が折れる。
さらに難しいのは、あの戦争とそれに続く時代を、冷戦すら知らない若い世代にどう伝えたらいいのかという問題である。ヒントを求めて、保阪正康さんの話に耳を傾けた。
「日露戦争から70年なんて誰も言いませんよね。満州事変から数えれば14年続いたあの戦争から70年たったいまも『戦後』として総括されていないから、『戦後70年』と言うんです。この70年は何だったのか考えないのは、歴史に対して不謹慎」。戦争当時、前線にいた兵士ら延べ4千人を超える人から取材し、数え切れない一次史料を確認、昭和史に真摯に向き合ってきた保阪さんの言葉は重い。
次世代に伝えていくべき「3つの教訓」として挙げた中で、「日本はルール無視の戦争をした」という点が印象に残った。「第1次大戦の反省から定まった捕虜の扱いなどのルールを無視したことは20世紀最大の恥ずかしさです。教訓を継承する踏み台になるのが戦後70年の役割でしょう」
共同通信編集局企画委員 沢井俊光
「いま、昭和史から学ぶこと」
https://youtu.be/SLhRUEr-0n4
2014/10/16 に公開 1時間29分36
【立憲フォーラム】
保阪正康さんは、昭和史の実証的研究のために4000人近い人々に聞き書き取材を行い、『東條英機と天皇の時代』、『秩父宮』、『あの戦争は何だったのか』、『昭和史の大河を往く』など数多くの著書を発表しています。2004年に菊池寛賞を受賞。「昭和史を語り継ぐ会」を主宰し、独力で『昭和史講座』を刊行し続けています。
この間は、歴史探偵の半藤一利さんとともに今の憲法を少なくとも100年は保たせようと主張されています。
『昭和天皇、敗戦からの戦い』(毎日新聞社)で保阪さんは、「わたしは、昭和天皇は1945年8月15日のポツダム宣言を受諾して、日本の敗戦を受けいれたときに、自らのそれまでの考えを捨てることを決意したと理解している。具体的にどういうことか、といえば、それは『天皇制下の軍事主導体制』の放棄ということである。軍事主導体制による軍国主義は、日本の国策に合わないとの結論をだしたのである」と書いています。
しかし、投げ捨てたはずの軍国主義を復活させようとする動きが急です。安倍政権は閣議決定で集団的自衛権の行使を容認し、戦後の国是ともいうべき専守防衛を投げ捨て、戦争のできる国へとしゃにむに舵を切ろうとしているからです。いまこそ、昭和史を学び直し、歴史の捏造を許さないようにしましょう。
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