さとう 私が手がけている服の素材は大麻とシルクと綿で、大麻だけはタイの山岳民族から糸と布で買い取っています。実は2013年6月にバンコクに行った時、語学留学生の招聘(しょうへい)をタイ政府に依頼するために来ていた、北海道の東川町の町長や町議会議長と食事会で一緒になりました。その時私が、「実は大麻を使って服をつくっている」という話をしたら、町長さんが、「町を挙げて大麻に取り組みたい」とおっしゃったのです。私は、「やっときた。これで大麻が北海道から広がる」と思った。
私はこの仕事をこれまで17年やってきていますが、この大麻だけは大事に取り組みたいと思っていました。大麻はかつて1946年にフランスの科学者によって品質が変えられていて、THCという覚醒作用が0・1%含まれたものが日本でも一般的に栽培されています。しかし実は、野生大麻と呼ばれる在来種もあるのです。大麻の栽培は今免許制になっており、免許を取れば日本でも栽培できるのですが、去年(2012年)は257の団体が申請して、ほんの7団体しか許可が下りていません。
ですから栽培面積は日本全体で5・2ヘクタールしかないのです。
私は、まず北海道でたくさん育ててほしいと思っています。在来種であれば、10メートル四方育てるだけでその地域環境が変わると思います。でも残念ながら0・1だからまだ2ヘクタールしかなく、そのためには100平米くらいは必要です。私は北海道で作り始めるのがいいと思っているので、今後、東川町や札幌でフォーラムをやるつもりですが、京都でもイベントをやろうと考えています。
大麻は成長期に1日に10センチから15センチくらい伸びるので、3ヶ月で3メートルくらいになります。その成長期の酸素の供給量は植物の中ではダントツですから、地球環境にはとてもいいのです。福島県で声が上がらないものでしょうか?
増川 大麻は微生物にも活力を与えて毒も分解するので、土壌改良にもなります。
でも現在のところ、今は中央官庁の許可がないと何も新しいことができないのです。大麻は全部許可制になっていて、締め付けもすごいのです。大麻の栽培は戦後のGHQ以来、アメリカが決めた規制がそのまま施行されていて、大麻が実は大きな国益になることを妨げているのです。(大麻の規制をしているのは世界でも日本とアメリカだけであり、そのアメリカでも、アラスカ州とカリフォルニア州では裁判の結果、大麻の規制は緩み始めている))
大麻には栄養があり、捨てるところのない貴重な素材
さとう 北海道の大麻フォーラムには、料理研究家の方も大麻の食材で料理をつくったりされています。大麻は捨てるところがなくて、すべて使える貴重な素材です。これを日本中で休耕地になっている荒地に植えることで、日本だけでなく地球が変わると思います。そういうことを早急にやってほしいと思います。私の扱う素材は麻と絹、綿で、それぞれに役割があるのですが、麻は本当に宇宙エネルギーが細胞レベルで縦に通るのです。
増川 大麻は栄養バランスも良く、実も殻(から)も油も食べられて捨てるところがないですね。そもそも古くから食べられている七味唐辛子の中の黒い粒は大麻の実です。戦前とまではいかなくても、日本の大麻栽培面積が増えたらすごいことが起こると思う。プラーナがスッと背筋に入ってきますからね。日本の土地の気は他と違うので、世界のどの大麻よりも日本の大麻のほうがエネルギーが高いのです。日本の新鮮な大麻をオイルにして、毎日少し生で飲むとみんな健康になると思います。日本の在来種の大麻オイルは宮島でつくっている人がいます。
滝沢 群馬でも私の知り合いが作っていて、マヨネーズに入れたりして販売しています。
Tソウル 大麻は「オオアサではなくタイマと呼ぶように」とメッセージが来ました。
タイマが本来の呼び方なのだそうです。表向けにはかまいませんが、内々で言う時は「タイマ」と言ってください。タイマと呼ばないと、伊勢神宮のお札自体をないものにしてしまいます。国体を潰すことになる。そうすると、日本が日本でなくなってしまうそうで、伊勢神宮そのものの存在を潰してしまうと。
もう一つのことは、大麻自体は陽のもので、それに対する陰のものが絹であり、陰陽が和合してはじめて世の中が成り立つので、大麻だけを考えるのではなく絹のことも考えてください。大麻は太陽信仰の太陽であり、シルクは月につながっています。綿は妙見信仰で北極星とつながるものです。同じ男性的なものですが、昼と夜ということなら綿は「夜の世界」だそうです。麻は太陽で、数字で表すと50の倍数。シルクは28が基本で、7の倍数ですべてが決まっている。綿は妙見さんで、4の倍数。
本来日本は女性中心の国家だったが、男性中心に切り替えられた
Tソウル 本来陰陽の区別は必要ないものでしたが、それがあることで、人類はこれまで成長することができました。そして現在、人類は破局の方に向いていることから、このまま陰陽で分かれたままではまずいのです。
さとう 中東宮司に教わったのですが、アメノウズメが踊る時に用いた青ニギテは大麻で、白ニギテはコウゾを綿化したものらしいと。
Tソウル 白ニギテは本来絹なのです。
それが、ある時代に途中から綿に変わったのは、女性差別ということから始まっているそうです。ですから基本は麻と絹であり、女性差別のために絹が取り除かれて「綿」になったそうです。
もともと日本は女性中心の国家でしたが、戦国時代から男性中心に切り替えられたというのがあります。その結果、天皇家は万世一系の中でも男性の皇太子が順番に継ぐことにされ、女性は継いではいけないことになったのです。
そうすると女性蔑視をしなければいけないわけで、そのためには女性を表現する絹であってはいけない。つまり太陽神と妙見様ということで、麻と綿に変えたようです。しかし本来の姿は和合の世界なので、男性と女性を表す大麻と絹だったのです。本来の綿の役割は、妙見信仰ということで、縦を1本通す裏方に徹するものらしいです。
『ここはアセンション真っ只中』 ヒカルランド
さとううさぶろう/増川いづみ/はせくらみゆき/稲垣説子/千賀一生/滝沢泰平/Tソウル
抜粋

Keen-AreaNews 2013/05/12

ここに大変興味深い動画がある。
「麻 アサ/ヘンプの生産制限は大企業既得利益を脅かすため」という5分26秒のものだ。
内容を文字起こししたので掲載する。
プラスチックや石油建材の代わりとして十分な強度を持つ植物をご存知でしょうか?
この植物は1万二千年以上にわたり産業用として栽培されてきました。
しかしながら現在は米国政府により第一級薬物として管理されています。
それはマリファナではなく麻です。
(記者注:麻とは洋服の素材に使われることで有名な天然繊維の原料となる植物である。これが大麻等と同類のものとして生産が規制されていいる)
最近ケンタッキー州農業大臣のジェームズ・コアは麻・ヘンプ規制の見直しを連邦政府に要求しました。
連邦政府は麻を育成することも禁止しています。
しかしながら、ケンタッキー州はこの植物を「大変に有意義で貴重なもの」として麻栽培の産業を復活させるかもしれません。
1世紀前には最も重要な金になる作物として、経済活動に不可欠な物でした。

※ 画像
http://keen-area.net/s.php?id=126
麻/ヘンプが実際にどんなものであるか検証する必要があります。
それは麻/ヘンプは燃料、衣類、住宅、食糧として世界中で重要視されていたものでした。
アメリカでは16世紀初頭より入植者によって作業用麻として広く栽培されていたのです。
建国の父たちジョージ・ワシントン、ジョン・アダムズ、トマス・ジェファーソンは麻/ヘンプの大きな利点を認め、みな自分の農場で麻を育てていました。
そしてトマス・ジェファーソンは「我が国において最も重要な物質だ」とさえ言っていました。
独立宣言の言葉は麻/ヘンプから作られた紙に起草されました。
では、いったい何が起きて禁止されるにいたったのでしょうか?
世界中の作物の中で最も汎用性と適応性がある麻/・ヘンプは、20世紀初頭になってとっても危険な脅威であるというラベルが貼られるようになりました。
そして一掃されるべきとされたのです。産業的に全く危険がない植物であったにもかかわらず、アメリカでは段階的に廃止されて行きました。
それは(前述のように)プラスチックや建材メーカーという既得利益側が嘘をつき麻/ヘンプはマリファナと同じであるというプロパガンダを行い
1937年にマリファナ税法で麻/ヘンプを麻薬として再定義し、農家は麻を栽培するためには納税印紙が必要になるようにし、
1970年には規制物質法で無許可の育成は完全に違法であるとされたのです。
この法案を通すために、麻/ヘンプを厳しく制限することにより否定的な印象を植え付け、長い時間をかけて麻/ヘンプはマリファナと同じものであり、ドラッグとして分類するべきである。とする認識を大衆に植え付けたのです。
しかしこれらは全く真実ではありません。麻/ペンプに関する議会の調査報告では、「大麻の品種であるが、産業用麻/ヘンプは遺伝子的に異なり化学構造からも区別されるべきものである」となっているのです。
麻/ヘンプは遺伝的にマリファナとは異なっています。
しかしながらこの植物は米国連邦法では違法なままです。それは人に危険があるからでなく、企業に危険があるからです。
20世紀初頭に麻/ヘンプはほぼ木綿や製紙業界で“木”を駆逐しそうになりました。木から作られる紙は環境にやさしい麻/ペンプ商品に対抗する手段を見つける必要があり、製紙業界は大打撃を受ける可能性がありました。
ニューヨーク州下院議員ウィリアム・ハーストは新聞社を所有しており、麻/ヘンプに反対するキャンペーンを立ち上げました。
長年宣伝し、公共の益にかなう麻/ヘンプの一般的理解を汚し、麻/ヘンプで成功していた製紙会社を脅かしていました。
このキャンペーンからまさにイエロージャーナリズム(新聞の発行部数等を伸ばすために、「事実報道」よりも「扇情的である事」)が生まれたのです。
この1920年代のプロパガンダが何故現在でも生き延びているのでしょうか。それはこの脅威(麻/ヘンプによる環境負荷の少なさや経済性)が製紙業界だけでなく、木材・化石燃料・鉄鋼・アルコール・食糧等既存の企業に大打撃を与える可能性があるからです。
1941年ヘンリー・フォードは麻/ヘンプ製の車を作りました。それは鉄より12倍軽く、10倍強度のあるボディを持っていたのです。そればかりでなく麻/ヘンプの種子から作られた燃料で走るのです。
この技術は大手鉄鋼メーカーや大手石油会社に対し脅威であることは明らかです。
加工された麻/ヘンプは最も丈夫な“天然繊維”を作りだし、この天然素材で家屋、船、列車、飛行機、自動車に利用でき、実質的に“不滅の衣料”を提供するのです。
ローション、スキンクリームも麻/ヘンプ油から作れます。この植物の利用価値は無限です。この植物が違法な理由はシンプルです。
大企業が利益を維持し地球上に毒物をまきちらし、森林を破壊し世界を破産させるためです。
最近のケンタッキー州の努力や、米国上院議員で主要議員が上手く活動に成功すれば、麻/ヘンプが第一級規制物質リストから削除されることでしょう。
それにより麻産業は復活しアメリカの一番の収入源に戻るかもしれません。
利益貪欲支配に基づいたモデルを崩壊させる第一歩になりうるでしょう。
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