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いまだ学ばれぬ第二次大戦の教訓  ロシアの声 H.26/05/10

ロシアの声

 いまだ学ばれぬ第二次大戦の教訓


ロシアの声 5月 10 , 12:55

ロシアの声
© Collage: Voice of Russia

 軍事紛争、局地戦争、テロ攻撃そしてジェノサイド… 世界のあちこちには相変わらず「ホット・ポイント」が数多く残っており、毎日、軍事衝突の中で、何千もの人々の尊い命が失われている。
 20世紀にあれほど血塗られた残酷な戦争を体験しながら、世界はなぜ、そこから今も教訓を引き出せないのだろうか?

第二次世界大戦後、戦争はいかに恐ろしいものか、世界中の人々が理解したように思われた。

 しかし、戦争終結から69年がたった今でも、軍事紛争は止んでいない。21世紀に入っても、戦争は相変わらず、紛争解決の手段として残っている。

 歴史展望基金のパーヴェル・スヴャテンコフ主任研究員に話を聞いた―

「地域紛争が存在するという事実自体、平和を維持する効果的な国際システムが無い事を証拠立てている。
 もし我々が、例えば1945年から1991年までの欧州の状況に目を向けるなら、この期間、欧州には戦争が無かったことが分かる。
 しかしこれは、いかなる戦争も許さぬ責任ある大国のゾーンが潜在し、明白でしっかりしたシステムが存在したからというわけではなかった。」

 第二次世界大戦後の平和を守るため、その理想を実現する目的で、国際連合が作られた。
 しかし国連は、21世紀初頭、事実上、非効率な官僚達を擁するグローバルな人道主義組織へと姿を変えた。
 イラクでの4年にわたる戦争、パレスチナ-イスラエル紛争、ユーゴスラビアやリビアへの空爆、シリア内戦…こうした事実は、あまねく世界に、国連という組織に軍事紛争を解決する能力の無い事、つまり国連創設時に課せられた役目を果たす力のない事を示した。

  ロシア歴史記憶基金のアレクサンドル・ヂュコフ総裁は「第二次世界大戦後創り上げられた平和秩序は、もはや存在していない」と考えている―

「政治状況が変化してしまった。米国は、戦争を勃発させる事は完全に可能であるとみなしている。
 世界中で誰もそれを阻止できないという単純な理由からだ。国際関係のシステムが壊れてしまった時に、第二次世界大戦から、いかなる教訓を引き出す事ができるだろうか。
 国連安保理事会が禁止したとしても、それでもやはり戦争を始めることは可能であり、他国を爆撃し、国の体制や機構に関する自分達の考えを、その国に押し付けることができるのだ。」

 国家間の意見の相違というのは、いつの時代にもあった。
 おそらくこれからも、あり続けるに違いない。
 問題は、それらがどう解決されるかだ。この事は、具体的な国家ばかりでなく、国際関係のシステムに多くの程度かかっている。

 ロシア科学アカデミーのヴィレン・イワノフ準会員に話を聞いた―

「もちろん、紛争は様々な形で広がり得る。それらは必ずしも、所謂『熱い性格』を帯びているとは限らない。
 外交的、経済的性格も持ち得る。当然ながら、どんな紛争にも、その中に脅威が隠されている。南北朝鮮の対立も、日本と中国の間の領土紛争も然りである。
 こうした潜在的緊張の源は、理想としては、外交的手段によってのみ解決されなければならない。」

 つまり、もし全世界で多かれ少なかれ唯一の所謂「ゲーム・ルール」が守られる場合、もし主要国が、対決路線やダブルスタンダードの道を進まなければ、大規模な軍事紛争は避けることが可能だという事だ。

 また小規模紛争の場合は、政治調整の道に早く戻る事が大切だ。
 そうでないと地球は絶えず、大戦争の瀬戸際でバランスを取らなくてはならなくなり、小さな紛争が絶えず起こり、それが何年も続くことになってしまう。
 これが、第二次世界大戦後の、そして戦後70年弱の歳月が我々に教える主な教訓である。


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