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「洗脳」とは何ら有益でないことを魅力的に思わせること。また、真に有益なことを魅力的に思わせないこと。 rapt H.26/10/19

RAPT


 
 「洗脳」とは何ら有益でないことを魅力的に思わせること。また、真に有益なことを魅力的に思わせないこと。


rapt 2014.10.19


 ここ最近、金融ユダヤの様々な悪巧みのせいでこの世の中がかなりじめじめしてきて、多くの人の心がどんどん鬱屈してきているような気がするので、この辺で少しこの世の人たちの心が活気づくような話をしたいと思います。
 
 タイトルに「洗脳」と書いたので、またカルトの話かと思った人もいるかも知れませんが、今となっては「洗脳」はもうカルトだけの専売特許ではありません。マスコミも教育も何もかも、この世にあるものすべてが「洗脳」に満ちています。
 
 今回はそんな世に充ち満ちた「洗脳」の中でも、最も私が深刻だと思っている「洗脳」についてのお話をしたいと思います。
 
 なぜ人はカルトに入って、いつまでも騙されたまま出てこられないのか。何かおかしいと気付きながらも、いや、もう既におかしいとはっきりと分かっていながらも、どうしてカルトから抜け出せないのか。恐らくそのカルトの中に、その人にとって魅力的な何かがあるからでしょう。
 
 その魅力的な何かとは一体何なのか。カルトの中で与えられる栄光。肩書き。役職。そういったものが大半でしょう。これはカルトに騙された人たちから聞いた話を総合して分かってきたことです。
 
 カルトに入って洗脳された人の多くは、そのカルトの中で何らかの役職や肩書きを手に入れたいと願っています。また、その役職や肩書きを手に入れて、そのカルト内で大活躍できることを夢見ます。そのために、やらなくてもいいようなことまで懸命に努力するようになり、沢山のお金をつぎ込んだりします。
 
 で、ある人はやがてそれを手に入れ、ある人はそれをなかなか手に入れられない。手に入れた人はほくほくとなり、ますますその宗教団体に肩入れするようになり、手に入れなかった人もまた自分の努力が足りない、自分の功徳が足りないと思って、もっと多くの労苦やお金をそのカルトに注ぎ込むようになります。
 
 しかしながら、肩書き・役職を求めて功徳を積むということ自体、これはもう功徳でも何でもありません。それは、ただ人から認められたいという欲望を満たすための行為であり、ただの偽善です。したがって、本当の神様からは何の祝福ももらえないでしょう。
 
 本当の功徳とは、何の利得も求めずに行う善行のことを言います。そして、カルトはそういう教えを説きながらも、実際のところはそのカルト内で与えられる栄光、役職、肩書きで人々を引きつけようとします。それらを魅力的に思わせ、それを手に入れられるために信者たちを働かせ、お金を献納させようとするわけです。
 
 しかし、その役職や肩書きを入れたところで、その人が本当に幸せになれるかというと、決してそんなことはありません。客観的に見ればそんなことは誰にでも分かることです。しかし、本人はそのことに全く気付きません。洗脳されているからです。
 
 しかし、これは何もカルト中でだけ起きることではありません。一般の企業でも同じようなことが起きています。



 会社に勤めている人たちもまたその多くが何らかの役職や肩書きを手に入れるために懸命に働いています。出世を願わずして働く人はそうはいないからです。もちろん、中には例外もいるでしょう。派遣社員がその会社の中で何らかの役職を手に入れることはできないでしょうし。
 
 もっとも、これまでは数年間働いていれば、派遣社員もいずれ正社員となり、出世コースを進むことができていました。しかし、今や政府はその出世コースすら彼らの前から閉ざそうとしています。なので、派遣社員の中には、もう半ば出世を諦め、ただひたすら生活のためだけに働いている人も大勢いるかも知れません。
 
 そういう人もまた不幸な人だと言えますが、だからといって、会社の中で何らかの肩書きや役職を手にいれることが人間にとっての本当の幸せなのでしょうか。その肩書きや役職を手に入れることが、その人にとって本当に最も幸せなことなのでしょうか。
 
 その肩書きを手に入れるために懸命に働いていて、もし急に体を壊したらどうしますか。もし急に会社が潰れたらどうしますか。もし急にリストラされたらどうしますか。そのときのためにあなたは別の道を用意していますか。
 
 もし用意できていないというなら、その人はとても危険な人生を生きていると言えます。要するに、この人もまた一つのものに目がくらんで生きているわけです。カルトによって洗脳された人と大差がありません。
 
 洗脳とはまさにこのことを言うのですが、この世の中ではこんな簡単なことに気付かない人が実に多いです。そして、いざ働きすぎて体を壊した、会社が潰れた、リストラされた、というときになって、ようやく自分には今の仕事以外に何もないということに気付き、愕然としてしまうのです。
 
 このように一つのことだけに気を取られて、他のことが全く見えなくなる状態ほど怖いものはありません。
 
 人は何か一つのことに没頭して生きているとき、一旦ふと立ち止まり、果たして自分にはこれ以外の道がきちんと確保できているのかと冷静に考えなければなりません。でなければ、カルトに洗脳された人と同じになってしまいます。
 
 それじゃあ、会社の中で真面目に働いてはいけないのかというと、別にそういうことが言いたいわけではありません。仕事はきちんと真面目にこなすべきです。しかし、仮に何らかの非常事態が起きたとしても、すぐに他の道を生きていけるように準備しておくことが必要なのです。
 
 人生は一度きりしかありません。だから、人生を生きていく上では常にそのような保険をかけておくことが大事です。というか、それこそが本当の保険です。失業保険ばかりが保険ではありません。
 
 では、そのために具体的に何をすればいいのか。別の才能・技術・才能を磨き、それらを使って食べていけるように準備しておくのです。今の時代、もうどんな企業もあてにはなりません。公務員とてそれは同じです。
 
 実際、今や日本の多くの企業がどんどんリストラしています。公務員の首切りもどんどん進んでいます。安定した人生などもはや誰も手に入れられなくなりつつあります。良くも悪くも、自力で生きていくしかない時代になりつつあるのです。
 
 にもかかわらず、未だに多くの親たちが、自分の子供たちに安定した人生を送れるようと仕向けています。「人間は夢では食べていけない」と言って、無理やり大学に行かせ、大企業に務めさせ、公務員にさせようとします。未だにそんな親が多くて本当にびっくりしてしまいます。
 
 大人たちが子供たちにもっと夢を見せてあげ、その夢に向かって努力できるようにしてあげなければいけません。そのための勇気と知恵を与えてあげなければいけません。そうやって、人生という冒険を楽しめるようにしてあげるのです。
 
 といっても、むやみに無謀な冒険をさせろと言っているのではありません。そもそも、本物の冒険家はただ無謀な冒険に立ち向かっていくわけではありません。彼らはどんな危険に出会っても、常に安全を確保する方法を知っています。その方法を心得ています。だからこそプロなのです。
 
 それと同様、子供たちに冒険をする方法を教えてあげる際には、同時にどんな危険にも対処できる方法をもきちんと教えてあげるのです。一つの夢がダメになっても大丈夫なように、二つ、三つの夢を見せてあげ、それら全ての夢が叶えられるように、その才能をすべて育ててあげるのです。
 
 そんなことをしていたらお金がかかる、と思ってケチらないでください。子供にゲームを買ってあげるぐらいなら、むしろそういうところにお金を使ってあげてください。ゲームにばかりに没頭する子供は、ゲーム以上に面白い何かがあるということを知らないのです。親がそれをきちんと教えてあげられなかったのです。
 
 そもそも、今の世の中、金をかけなくても子供の才能を見付け出し、伸ばしてあげることはいくらでもできます。これだけの情報化社会ですから、やろうと思えばすぐにできます。あなたがそのために頭を使わないからできないのです。そして、専門家に任せるようとばかりするからお金がかかるのです。
 
 それに何より、あなたが思っている以上に、子供たちは賢く有能です。それに、あなたと違って膨大な時間があります。有り余るほどの時間があります。あなたにとっての一年と、子供にとっての一年は全く違います。実際、大人になればなるほど一年があっという間に過ぎるのではありませんか。それに比べて、子供の頃の一年はどれだけ長かったことでしょう。
 
 実際にその子供が夢を叶えるために努力し、かつその夢を実際に叶えて生きられるようになるなら、その子は本当に幸せな人生を生きられるようになったと言えます。
 
 それなのに、公務員、大企業、安定また安定……。
 
 そんな何の夢もない道を無理やり歩かされている子供たちを見ていると、本当に気の毒になります。しかし、この世にはそんな子供たちで溢れ返っています。だから、多くの子供たちが幼い頃からストレスをため、鬱屈した心の状態で生きるようになるのです。
 
 つい最近も、子供たちの暴力事件が増えているとのニュースがありましたが、それは何も学校にばかり責任があるのではありません。親にも責任があります。子供に何の夢を見せてあげず、その夢を最初から諦めるように強制してしまうから、子供たちが不満ばかりを溜め、その憂さ晴らしに何かしら問題を起こすようになるのです。
 
 毎朝、早くから起きて、ぎゅうぎゅう詰めの満員電車に乗り、夜遅くまで上司にガンガン怒鳴られながら、毎日のように同じ退屈な仕事ばかりを繰り返し、夜遅くまでイヤイヤ働いて、ストレスを溜めて家に帰り、ろくに家族と会話もせず、疲れがとれないまま布団に入って眠る……。
 
 果たして子供たちがそんな生き方をしたいと願うでしょうか。むしろ、そんな大人たちの生き様を見て、自分だけはそんな人生を生きたくないと思うのではないでしょうか。なのに、大人からそんな人生を強要されたら、それこそ子供たちは自分の人生に何の希望も見いだせなくなってしまいます。
 
 はっきりと言いますが、どんなに安定した人生を求めたところで、この人生に安定などありません。この世の中、そんな甘いものではありません。むしろこの世の中は苦難と艱難に充ち溢れています。人生はもはや艱難、苦難の連続です。
 
 しかし、冒険家はいつもその覚悟で生きているから、どんなことが襲いかかってきても、うろたえず、心配せず、悩まず、それら全てを乗り越えていくのです。そのように頭の構造が出来上がっているのです。
 
 しかし、安定ばかり求めている人は、少しでも安定を失うと、すぐにショックを受け、不安になり、心配し、落胆し、失望します。だからすぐに「うつ」になります。
 
 もうそろそろ、安定した人生を手に入れるという「無謀な冒険」はやめて、夢に向かって挑戦するという「保険をかけた冒険」を大人たちが先ず理解し、子供たちにも教えてあげなければいけません。
 
 安定した人生など、今となってはもうただの幻想です。それを魅力的だと思っているのは、ただ「あなた」だけです。子供たちはもうとっくにそのことに気付いています。


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