FC2ブログ

出雲大社“お家騒動”の背景に 日本最大の教団「神社本庁」とは 日刊ゲンダイ 2015年7月26日  

日刊ゲンダイ



【悲峰】 出雲大社“お家騒動”の背景に 日本最大の教団「神社本庁」とは



日刊ゲンダイ 2015年7月26日

日刊ゲンダイ
分社とモメた出雲大社(C)日刊ゲンダイ

 出雲大社のお家騒動が発覚し、週刊誌沙汰にもなっている。茨城県内にある分社の出雲大社常陸教会が、企業広告とのタイアップをめぐって本家の出雲大社と対立し、袂を分かって独立してしまったのだ。両者の対立には、日本の神社の大半を束ねる神社本庁の意向もからんでいるという。いったい、どういうことなのか。

「騒動の直接のきっかけは、永谷園が常陸教会とタイアップして、常陸教会が祈祷を行った縁結びグッズをプレゼントするキャンペーンを行ったことでした。本家の出雲大社が常陸教会にタイアップの中止を求めたのですが、話し合いがこじれ、常陸教会が独立。“常陸国出雲大社”と改称して単独の宗教法人となりました」

 こう言うのは、宗教問題に詳しいフリーライターの藤倉善郎氏。この本家の主張の根拠となったのが、お守りなどの商用利用を禁じる「神社本庁」の通達だという。

「神社本庁とは、全国約8万の神社を包括する宗教法人で、公称信者数8000万人以上という日本最大の教団です。出雲大社も神社本庁に包括される宗教法人のひとつで、常陸教会は出雲大社に包括される宗教法人という関係でした」

■スタンスの違いが軋轢生む

 実は、永谷園の広告問題以前から常陸教会は、神社本庁との関係に長年の鬱憤をつのらせていたようだ。

「神社本庁は、国家神道の流れをくんでおり、祭祀をつかさどることを目的としています。一方で出雲大社は、国家神道とは別の教派神道と呼ばれる系統。一般的な宗教と同様に、教義を広め信者を育成することを目的としています。こうしたスタンスの違いから、出雲大社の教会の布教活動は神社本庁サイドから見下され、目の敵にされてきた歴史があります」

 常陸教会にしてみれば、永谷園とのタイアップの一件で、本家の出雲大社が神社本庁の言いなりになっているのも我慢ならなかったようだ。

「実際、常陸教会側は今回の出雲大社とのやりとりの中で、“自分たちは出雲大社の被包括団体であって、神社本庁の被包括団体ではない”と主張、“出雲大社が神社本庁の風下に立つ”ことへの反感を表明していました。結局、常陸教会は出雲大社から独立しましたが、現在は出雲大社から“出雲大社との名称を使うな”“分霊した霊璽(御神体)を返還せよ”と迫られています」

 60年ぶりの遷宮で人気を集め、昨年は禰宜の千家国麿氏と高円宮家の次女典子女王との結婚で話題になった出雲大社。それが今や、訴訟に発展しかねない内輪もめ。その背景には、神社本庁という巨大教団と出雲大社との長年にわたる軋轢があったのだ。



関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

行雲流水

Author:行雲流水
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR