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哀れ心臓! 本澤二郎の「日本の風景」(2180) 2015年11月20日

本澤二郎の「日本の風景」


 哀れ心臓!



本澤二郎の「日本の風景」(2180) 2015年11月20日

<花道引退論が官邸筋から>
 臨時国会も開くことが出来ない政府は、もはや用無しである。
 宗教界はいざ知らず、国民の生活に直結する内閣の指導者として、1日も早い退陣をするしかない。
 義務である。大事な国際経済会議に出ても、持論のアベノミクスを叫ぶこともできないありさまだ。


 既に官邸筋から花道引退論が浮上している。
 自民党内で、総裁選へのゴングが鳴っている。今度こそは、リベラルの野田聖子が満を持して、突進するであろう。

 野党は戦争法廃止の政権樹立の好機である。

<医学的見地からもSOSの心臓>
 臨時国会を開けない政権とは情けない。戦争法・TPP・沖縄基地問題・原発再稼働・経済失速と問題は山積している。それでも国会を開会しない。野党の要求をはねつけるばかりの、与党の数の暴走である。
 これもまた日本国憲法違反である。野党は街頭に出よ、駅頭でマイクをもって市民に呼びかけよ。
 いうまでもなく、繰り返すようだが、心臓は息も絶え絶えである。APECに夫人を付き添わせなければならない。持病は悪化している。潰瘍性大腸炎治療の副作用はきつい。素人でもわかる。西洋医学は対症療法である。
 李登輝の待つ台湾で漢方医の治療を受ければ、長生きすることもできよう。即座に退陣すべきであろう。台湾には祖父の親類もいる、と聞いている。

<臨時国会も開けない首相
 この重大事に、憲法が命じる国会を逃げてしまう。政府失格である。憲法の名において、即刻やめるしかない。1億2000万人の主権者に対する責任と義務でもある。

 いやというのであれば、戦争神社や生長の家、霊友会などで祈祷してもらい、急ぎ臨時国会を開催するしかない。いい加減すぎる野党をよいことに、国会開会を回避することは出来ない。

 日本国憲法は独裁を許さない。病人の内閣を容認しない。酷なようだが、日本国の指導者としての務めである。祖父のように辞めて、その後も改憲を叫んでればいい。国民は9条改憲・戦争国家反対である。

<石橋湛山を見習え>
 石橋湛山を見習う必要があろう。彼はリベラルなジャーナリストとして、鳩山一郎内閣の後継者になることが出来た。だが、不幸にして健康が彼の首相業務を遮った。
 無念であったろうが、1か月足らずで辞任した。病人では国民の権利義務を履行することは出来ない。石橋は潔く退陣を決断した。彼のおかげで安倍の祖父・岸信介は首相になれた。背後の黒幕はCIAだった。むろん、復活した財閥も、である。
 石橋の目的は日中国交回復であった。それを大平正芳が継承して、岸らの反対を押し切って1972年9月に実現した。

<外交も経済も大失敗>
 戦争法を自公で強行した安倍内閣は、戦後最悪の政権である。極右勢力の悲願を、それまで平和主義を吹聴してきた公明党創価学会が支援して実現したものである。これも謎である。
 韓国・中国に重大な懸念を与えているが、それも当然のことである。日本海・東シナ海に緊張をみなぎらせている。それどころか、南シナ海にまで手を伸ばして、帝国主義の片りんを見せつけている。
 日本を取り巻く周辺国は敵だらけといっていい。
 隣国との敵対関係は、経済にマイナスである。日本国の価値を下げる急激な円安政策は、海外で生活する日本人の価値を半分近く下げている。
 株屋・輸出産業をもうけさせたが、実体経済に変化はない。庶民の懐は寒い。財閥は内部留保に必死で、投資に興味を示さない。デフレ経済に変わりない。安倍と黒田の責任は重大である。

<ワシントンもお払い箱>
 新聞テレビによる政府批判を封じ込めることと、まともな質問を回避する形の世論調査によって、かろうじて4割前後の支持を取り付けている内閣を、米CIAは見逃さない。

 戦争法に対する国民の反発、沖縄基地の拡大強化路線に対する国民の反発は、一段と強まっている。来年の参院選を安倍内閣で3分の2確保は不可能と判断しても不思議ではない。

 「安倍を降ろせ」とは、ワシントンの指令でもあろう。そう解釈も可能である。どうしてこんなことが、と不思議に思う日本人は、井上清著「日本の歴史」(岩波新書)を読むと理解できる。


<独立・日本を目指す時>
 アメリカ帝国主義の属国である日本なのである。21世紀の不思議である。北朝鮮でさえも、対日外交をワシントンに切り替えた、という解説をずいぶん前に聞いたものだ。いまは韓国も中国も、という。
 それにしても米帝国も恐ろしい。日本に極右勢力を台頭させてまでして、自国の野望・利益を追求するのだから。


 自立・独立する日本へと舵を切ることが、何よりも優先しなければならない。

2015年11月20日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


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