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安倍首相の焦りか? 在野のアナリスト 2015年11月28日

在野のアナリスト


 安倍首相の焦りか?



在野のアナリスト 2015年11月28日

 民主党、小見山議員が政治資金でRIZAPに通っていた、といった問題がもち上がっています。「肉体をしぼる体験で、スポーツをしている人と身近になれ、スポーツ振興に…」といった説明は意味不明ですが、健康増進や見栄えをよくする、といったことは政治家にも必要でしょう。

 ただRIZAPはエステなどと比べても高額で、公費で賄うのは倫理的に問題もあります。

 しかし間違えてはいけないのが、安倍政権の閣僚にもち上がっているような政治資金規正法や、公選法違反を疑われる事例とちがって、大騒ぎする問題でもない。右系のメディアは大きく取り上げますが、倫理上の問題であれば有権者が一票を投じるときに、その可否について判断すればよい話です。

 読売、産経に特定の人間を名指しして批判する意見広告を載せた「放送法遵守を求める視聴者の会」が、記者会見を行っています。要するに、安保法制に関して批判的な報道が多く、偏向している、という意見ですが、当時の世論が9割反対、1割賛成であるなら、わざわざ1割の賛成意見を、時間を割いて報じなければ偏向になるのか?

 逆に、安倍首相や安倍政権の閣僚が説明した映像を流したら、その分の反対意見を流さないとおかしい、ということにすらなりかねません。

 TPPの反対意見だって、取り上げるメディアは少ない。

 最大の問題は「偏向報道だ!」と騒ぐ人間ほど、思想が偏向している、ということです。

 賛成意見だろと、反対意見だろうと、両論が併記されていれば特に問題はありません。

 それこそ報じ方、その多寡は色々とあるでしょうが「偏向している」とまでは通常言いません。
 自分の意見が偏向してしまっているから、それに準じないものは「偏向している」と騒ぎたくなる。
 しかも、ご丁寧に仲良しの保守系メディアのみ広告を打つ、という内弁慶ぶりは、共通した行動原理をそこに垣間見せています。

 しかしこの動きの意味するところは、安倍政権の焦り、保守系の焦りが背景にあります。
 最近、携帯電話料金の話にしろ、1億総活躍の緊急対策の細かな数字にしろ、安倍政権のツルの一声で、見直しの会議が開かれたり、数字が変わったりします。

 人は焦ってくると、何かをしなければ…という強迫観念にかられる。
 安倍氏もそんな状態に陥っており、それを感じた保守系の人間が、意見広告などの行動に出た、というのがここのところの動きになるのでしょう。

 安倍氏が会長の超党派議連「創生日本」の会合で、「占領時の仕組みを変える」と憲法改正に意欲をみせたとされます。
 しかし変えた後が「属国扱い」では、何のためにそうするのか? 

 まったく理解できなくなります。占領時の仕組みで、もっとも変えなければいけないのは、米従属型の政治であって、憲法は二の次、三の次です。

 押しつけられた、と騒ぐのなら、未だにそれが変わっていない現状の方をまず変えるべきであって、それができない人間が改憲を殊更に取り上げても、誰にも響かないのです。

 安倍政権の焦りは、一部週刊誌で報じられた体調問題、政権内の内紛問題など、内情を良く知る人間のリークがあるためでは? 

 とも語られます。つまり獅子身中の虫がいる。今は財務省を疑っているようですが、官邸内でも安心して過ごすことができない。

 それがまたストレスとなり、余計に口出ししたくなるのでしょう。


 その心理は、予算委の質疑でヤジをとばすのと同じです。

 「ツルは昔クビナガドリと言われていたが、あるときツーと飛んできてルと止まった。
 だからツルになった」は落語です。実際は、鳴き声が「ツー、ツー」と聞こえたところからのようです。
 これは犬と同じで、犬の鳴き声は、今では「ワン、ワン」ですが、昔の人は「イン、イン」と聞こえたから犬となった、という説もあるのです。
 耳が違えば、動物の鳴き声も違って聞こえる、というのは外国人の聞く動物の鳴き声が、日本人ではまったく理解できないのと同じなのでしょう。

 「ワン」でも「ツー」でも良いのですが、誰かの意見は、聞く人によってはまったく受け取り方が違う。
 むしろ違って当然で、私にはこう聞こえた、と言って騒ぐような人間に正当性はありません。

 ツルの一声を連発する安倍氏、そのクビが長くなくなってきた、ということの焦りなら、その一声を聞く側への聞こえ方も違ってきた、ということになるのでしょうね。



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