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思いやり予算交渉決着に見る安倍首相の驚くべき対米従属 新党憲法9条 

天木直人のブログ


 思いやり予算交渉決着に見る安倍首相の驚くべき対米従属



新党憲法9条 2015年12月6日

 早朝のNHKニュースが何度も繰り返し流した。

 思いやり予算交渉が事務レベルで続けられていたが、ようやく前年度並みで決着したと。

 前年度並みといえば米国が譲歩したように聞こえるがそうではない。

 財政状況が苦しい中で、日本側としては数百億円の削減を迫ったのだが、米国は一歩も譲らなかったのだ。

 しかもまだ完全な決着ではないらしい。

 もっと増額しろと言っているのだ。

 私が注目したのは、このような重要な交渉が、事務レベル交渉、つまり官僚同士の交渉で済まされようとしていることだ。

 官僚同士の交渉から始まって、最後は大臣折衝、首脳判断で決まるのが日本の予算交渉の慣例だ。

 たとえそれがセレモニーであっても、そうする事になっている。

 なぜか。

 それは国民の大切な血税をどのように配分するかは、政治の一番重要な部分であるからだ。

 ところが、この思いやり予算の交渉はどうか。

 知らない間に官僚同士が交渉して終わろうとしている。

 しかもその間、米国と日本のどのレベルの官僚が、どれほど頻繁に交渉を重ね、どのような応酬があったのか、メディアは一切報じない。

 米国の要求がどのように法外であったのか。

 それに対して日本の官僚はどのように抵抗したのか。

 最後は米国に寄り切られるとしても、せめて最終交渉はケネディ駐日米国大使と岸田外務大臣、あるいは菅官房長官が、国民の見ているところでやり合うべきだ。

 もちろん安倍首相がオバマ大統領と電話会談して決めてもいい。

 たとえパフォーマンスであってもだ。

 ところが、この重要な思いやり予算交渉が、しかも今度の交渉は5年毎に見直される取り決め交渉であるというのに、すべて官僚同士の交渉に委ねられたまま決められようとしている。

 その事にメディアは一切疑義を挟まない。

 NHKが唯一報じたことは、米国との同盟関係の重要性が高まっている中では止むを得ない判断だった、ということだ。

 安倍首相の威を借りて、外務官僚が財務官僚に譲歩を迫った言い草だ。

 すべては安倍首相の対米従属のなせるわざである。

 野党不在で国内政治的には史上最強の首相であるはずの安倍首相が、対米関係においては、史上もっとも弱腰で従属的だ。

 こんなに国民をないがしろにする首相が、かつていただろうか


 (了)


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