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ジェラルド・カーティスにダメ出しされた安倍外交 新党憲法9条 2015年12月19日

天木直人のブログ


 ジェラルド・カーティスダメ出しされた安倍外交



新党憲法9条 2015年12月19日


 日本外交に少しでも関心のある人は、きょう12月19日の朝日新聞が掲載したインタビュー記事「知日派が見る日本外交」を一読することをお薦めする。

 そこにはジェラルド・カーティス米コロンビア大学教授の意見があますところなく述べられている。

 それは私がかねてから書いてきたことだ。

 それがおこがましいなら言い換えてもいい。

 彼の言っていることに私は全面的に共感すると。

 その内容は、要するにこういうことだ。

 安倍首相が米国議会で喋った事と、その後日本の国会で語った事は大違いだ。
 米国議会では世界の平和と安全のためにこれまで以上に責任を果たしていく、と語ったのに、帰国後批判を浴びると専守防衛の基本はいささかも変わらないと軌道修正した。


(安倍演説の「平和主義」の英訳である)PACIFISMは、国防のために武力を使う事を認めないという考え方である。
 しかし、その言葉は、米国が、通常兵器のみならず核兵器を使用することまで認めてる日米安保条約と明らかに矛盾する言葉だ。

 安保法制に対する日本国民の反応を見ると、平和主義(PACIFISM)は依然として日本の軍事力行使に対する重要な制約要件になっている事が分かる。

 日本の外交は明治維新以来、国際情勢に「対応型」であった。
 安倍外交はそれから脱却しようとしているが、脱却できずに「対応型」のままだ。

 米国の優位がゆらぎ、国際情勢が流動的な今、それではだめだ。

 中国や韓国との関係改善の動きは、あくまでも双方の戦術的な決定の結果であり、日本が直面する長期的、戦略的な課題は変わらない。

 米国の東アジア戦略は力の均衡を維持することがその中核だ。
 しかし、均衡と封じ込めは異なる。中国を封じ込めるのではなく、既存の国際システムの中でより大きな役割を担わせるように促すべきだ。

(辺野古移設は)そもそも県内にあらたな基地をつくろうとしたことが間違いだった。
 嘉手納空軍基地内への移設を米国に強く求めるか、反発を覚悟で他県へ移設するか、どちらかを取るべきだった。

 米国が圧倒的な優位性を誇った時代は終わった。
 我々は潜在的な危険を等閑視してはならない。
 日本もまた、「時流」への対応には慎重を期さなければいけない。

 以上がジェラルド・カーティス教授の語った要旨だ。

 彼が最後に語った「時流への対応には慎重を期すべきだ」という言葉の意味は必ずしも明確ではない。

 しかし、ジャパンハンドラーの筆頭格であるカーティス氏の事だから、日米同盟強化に向けて、対応型でなく、もっと積極的に動け、しかも勝手に動くのではなく、米国の言う通りに積極的に動け、という意味に違いない。

 それは、私の考えとは正反対の考えだ。

 しかし、彼の言っている事は、まさしく安倍外交批判である。


 私の様な対米自立論者はもとより、ジャパンハンドラーからも、安倍外交はダメ出しされているということだ。

 これ以上の安倍外交批判はない

(了)


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